【福井新聞】2023年8月26日(日)
岡山県などの寺院に侵入し現金を盗むなどしたとして福井、岡山、鳥取、山口、新潟の5県警合同捜査班は8月25日、住居侵入、窃盗、建造物侵入未遂などの疑いで男3人を逮捕したと発表した。福井県警は3人の認否を明らかにしていない。
逮捕されたのは▽自称埼玉県熊谷市、無職の男(26)▽ブラジル国籍で群馬県太田市生まれの住所不定、無職の男(22)▽群馬県前橋市生まれの住所不定、無職の男(28)の3容疑者。岡山、山口、鳥取県で起きた四つの事件に対し、逮捕は26歳の男と22歳の男が3回、28歳の男が1回。
3人の逮捕容疑は、共謀するなどして今年2月から6月までの間、岡山県や山口県の寺院の住居スペースに侵入し、現金を盗むなどした疑い。また、山口県の民家駐車場から軽乗用車2台(それぞれ時価30万円相当)を盗んだ疑い。被害総額は約100万円。
福井県警捜査1課によると、県内では4〜5月、鯖江、越前、あわら市で未遂を含む5件の侵入窃盗事件があり、いずれも寺院の住居スペースが狙われた。被害額は現金など計約387万円。あわら、福井両市の民家駐車場では軽乗用車2台(それぞれ時価10万円相当)が盗まれており、犯行に使われたとみている。
同様の事件は福井、岡山、鳥取、山口、新潟の5県で少なくとも40件以上発生している。合同捜査班は3人が広域窃盗グループの一員とみて、他の事件との関連を調べている。
【茨城新聞】2023年5月19日(金)
19日午後11時40分ごろ、茨城県つくば市吉沼の正福寺東側事務所に男2人が窓を割って押し入り、寺院職員の男性(70)にバールのようなものを突き付け、「動いたら殺すぞ」などと脅した。
2人は室内にあった現金約30万円と書類などが入った金庫2台を奪って逃走した。県警つくば署は強盗事件として逃げた2人の行方を追っている。
同署によると、2人はいずれも身長約170センチで目出し帽、上下とも黒っぽい服を着用。バールのようなものを持った男は中肉、別の男は小太りだった。
【上毛新聞】2023年5月11日(木)
群馬、宮城、栃木、埼玉4県警の捜査班は10日、窃盗と建造物侵入の疑いで、群馬県太田市出身の住所不定、無職の男(36)、同市の建設作業員の男(25)を再逮捕した。
再逮捕容疑は仲間と共謀し、昨年12月28日午後4時ごろから翌29日午前7時40分ごろまでの間に、埼玉県秩父市の自治会が管理する同市の寺院に侵入し、現金9300円と金庫1台(時価5万円相当)を盗んだ疑い。群馬県警は捜査に支障があるとして、2人の認否を明かしていない。
2人は埼玉県行田市の寺院に侵入し、金品を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の疑いで3月に逮捕、起訴されている。
【日本テレビ】2023年2月24日(金)
京都の神社の境内にあるキツネの像2体がなくなった。警察が窃盗事件として調べている。
京都市東山区にある大将軍神社東三條社の境内にある稲荷社の前から2体のキツネ像が消えた。
警察などによると、23日昼すぎに神社を管理する男性が警備のために訪れたところ、稲荷社の前にあったキツネの像2体がなくなっているのに気が付いた。キツネの像は木製で、2体合わせて50万円相当。17日時点では元の場所にあったということだ。
神社は被害届を出し、警察は何者かが盗んだとみて、窃盗事件として調べている。
【FNNプライムオンライン】2022年9月28日(水)
窃盗団のメンバーが、芋づる式に逮捕されている。逮捕された●容疑者は、被害額1億円を超える窃盗グループのメンバーだ。
●容疑者らが狙ったのは、真夜中の寺。犯行は、年が明けたばかりの1月5日だった。
●容疑者らは、栃木県にある寺と僧侶などが住む家に侵入。室内を物色していたところ発見され、逃走した疑いが持たれている。僧侶や家族がまだ起きているなか、小川容疑者たち少なくとも4人が室内に侵入するという大胆な犯行だった。
こうした“夜の寺”を狙った犯行は、2021年6月以降、栃木、群馬、埼玉、茨城で相次いでいた。金庫を破るなどの犯行が繰り返され、被害額は群馬県内だけで1億4000万円以上にのぼる。
●容疑者たち窃盗グループのメンバーは、2月以降、芋づる式に逮捕されており、これまでの逮捕者は11人にのぼっている。逮捕者の中には高校生も含まれているという。
【読売新聞】2022年3月5日(土)
群馬、埼玉、茨城、栃木の4県で昨年以降、寺院で窃盗被害が相次ぎ、被害総額は約2億円にのぼる。寺の多くは現金を保管するが、防犯カメラを設けておらず、窃盗グループはその隙をついたと県警はみている。だが、寺は来る人を拒まないところで、防犯カメラは似合わない。景観の維持も大事だ。寺の防犯対策は悩ましい問題を抱えている。
「泥棒が入るなんて想像もしていなかった」。昨年11月に被害に遭った群馬県伊勢崎市の寺院の男性住職(50歳代)が肩を落とした。
男2人が侵入したのは午前3時頃。本堂南側の窓ガラスが割られ、事務室などの棚や金庫が荒らされた。古い木枠の窓ガラスは厚さ5ミリほどで、鍵付近の1枚だけがきれいに割られていた。非常通報装置は付けておらず、気づいたのは起床後だった。
事件の後、防犯カメラを4台設置し、本堂の雨戸を常に閉めるようにした。住職は「無防備だった。今後は寺も防犯を真剣に考えないと……」とこぼした。
寺院の本堂や併設する住居で金品が盗まれるなどの被害は、2021年から2022年1月にかけて4県で100件以上確認された。4県警の合共同捜査班は2月、窃盗未遂容疑などで県内外の男5人を逮捕し、一連の事件への関与を調べている。
捜査関係者によると、5人の関係先からバールやドライバーなどが見つかったが、寺院の被害は5人の逮捕後も散発的に起きており、ほかにも複数の仲間が窃盗や侵入を繰り返しているとみている。
【共同通信社】2020年6月29日(月)
日本三景の一つ、松島の国宝・瑞巌寺(宮城県松島町)は29日、本堂内の障子戸に付属する装飾金具1点が盗難被害に遭ったと明らかにした。塩釜署に被害届を提出し、同署が窃盗事件として調べている。
同寺によると、盗まれたのは菊が刻まれた円形の金具で、直径約4センチ。明治天皇が宿泊したという「上々段の間」の、廊下側に付いていた。
22日午前10時ごろ、巡回中の警備員がなくなっているのに気付いた。同日午前8時半の開館前には異常はなかったとみられ、その後に被害に遭った可能性がある。
【時事通信社】2020年6月22日(月)
千葉県香取市の香取神宮で拝殿などの建物に液体が掛けられたような跡が見つかったことが22日、同神宮への取材で分かった。同神宮は県警に被害届を提出し、県警香取署が建造物損壊の疑いで捜査している。
同神宮によると、男性職員が20日早朝、拝殿に液体が掛けられたような跡があるのを発見。拝殿以外の複数の建物でも計4か所で同様の跡が見つかった。茶色い液体のようなもので、臭いはしないという。
防犯カメラに19日夜、30代ぐらいの男性が容器のような物を振っている姿が映っているといい、同署が関連を詳しく調べる。
【福島テレビ】2020年1月8日(水)
2020年1月8日(水)に郡山市の安積国造神社でさい銭を盗もうとしていた男が逮捕された。
午後10時前に同神社を訪れた無職の男(50)さい銭箱をひっくり返して小銭を拾い集めポケットに入れる様子が防犯カメラに捉えられていた。
防犯カメラ映像で犯行を目撃していた宮司が男を説得し警察に引き渡した。男は調べに対し「電車賃が欲しかった」などと供述している。
警察が余罪も含め詳しく調べを進めている。
【テレ朝News】2019年12月2日(月)
栃木県小山市の神社から市の指定有形文化財の鏡が盗まれていたことが分かった。
盗まれたのは小山市井岡にある獅子神社で保管されていた市の指定有形文化財「四神四獣鏡」。警察によると、四神四獣鏡は貸し出していた博物館から9月に返却された後、神社の本殿にある金庫に保管されいたが、2日に自治会の関係者が確認したところ金庫ごとなくなっていた。本殿は無施錠で、防犯カメラは設置されていなかったという。
【朝日新聞デジタル】2019年11月20日(水)
佐賀県警武雄署は20日、寺のさい銭を盗んだとして長崎県松浦市のアルバイト従業員の男(48)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
納骨堂の仏壇に合掌する姿が防犯カメラに映っており、容疑者の特定につながった。男は容疑を認めているという。
発表によると、男は昨年10月15日午前11時35分ごろ、佐賀県武雄市の寺の納骨堂でさい銭箱から約1500円を盗んだ疑いがある。
この寺はその約1カ月前にも同様の被害に遭っていたため、防犯カメラを設置していた。映像では、男がさい銭箱の鍵を壊して引き出しからお金を抜き取る姿や、その後で仏壇に手を合わせる姿が確認できたという。被害から約1年後の逮捕となり、武雄署の山口竜二副署長は「『いくら仏に許しを請うても、悪事は許せない。必ず罰が当たる』という気持ちで捜査にあたった」と振り返っている。
【河北新報】2018年12月27日(木)
福島県会津坂下町の恩乗寺と円城寺で、仏像計5体が盗まれていたことが26日分かった。会津坂下署が窃盗容疑で調べている。
盗まれたのは恩乗寺本堂にあった阿弥陀如来立像と菩薩(ぼさつ)像2体、円城寺本堂にあった阿弥陀如来坐像(ざぞう)と閻魔(えんま)像。
同署によると、恩乗寺は出入り口の鍵が壊され、円城寺は本堂に続く裏口のガラスが割られていた。ともに住職は常駐しておらず、普段は無人という。寺を管理する檀家(だんか)らが被害届を出した。
【NHK NEWS WEB】2018年6月1日(金)
和歌山県内の無人の寺や神社で、3年半ほどの間に、少なくとも100点近くの仏像や木像などが盗まれる被害に遭っていることが警察などへの取材でわかった。警察は、仏像を狙った窃盗グループによる犯行の疑いがあると見て捜査している。
警察によりますと、和歌山県内では平成28年から平成30年5月31日までの3年半ほどの間に、寺の仏像や神社の木像、少なくとも98点が盗まれているのが確認されたという。その多くが無人の寺や神社だった。特に集中しているのが県北部の岩出市や紀の川市で、全体の8割に当たる79点が被害に遭っていた。
県警などによると、11日には、野洲市大篠原の大笹原神社でほこらの屋根から銅板約50キロ(約30万円相当)、15日には竜王町の鵜川墓地内のほこらの屋根から銅板約100枚(約10万円相当)が盗まれたという。
このうち紀の川市では、いずれも平安時代の作とされ市の文化財に指定されている知足院の「木造天部形立像」が平成28年3月から4月までの間に、西山観音堂の「木造十一面観音立像」が今年3月に盗まれていた。
警察は、仏像を狙った窃盗グループによる犯行の疑いがあるとみて捜査するとともに、自治体などと協力して地域の人たちに防犯カメラの設置なども呼びかけている。
高齢化や人口減少で管理難しく
盗まれた「木造十一面観音立像」は、高さが1メートル80センチ、重さが数十キロある。この仏像が安置されていた「西山観音堂」はふだんは無人だが、寺の行事に合わせて、毎年3月に地域の人たちが掃除をしている。今年も18日に檀家のTさん(69)がお堂に入ったところ、仏像などがなくなっているのに気付いたという。檀家の総代を務めるNさん(71)によると、近年は高齢化や人口減少でお堂の維持管理が難しくなってきているという。
Nさんは「市や県がある程度、支援に力を入れてもらわないと、地域だけで文化財を守り切るのは難しくなっている。盗まれた仏像は早く見つけてもらいたい」と話している。
和歌山で被害急増
警察によれば、和歌山県内の寺や神社から仏像などが盗まれる被害は平成27年から増加している。平成26年は被害の届け出はなかったが、平成27年には5つの市と町で合わせて19点が、平成28年には2つの市で15点が盗まれていた。
特に平成29年は届け出の数が急増し、4つの市と町で52点と、前の年のおよそ3.5倍に達した。今年も先月31日時点で4つの市と町で12点が盗まれている。
【産経WEST】2017年12月17日(日)
滋賀県内の神社や墓地で、ほこらの屋根などから銅板が盗まれる事件が相次いでいる。16日までに3件が確認されており、県警は同一犯の可能性もあるとみて、捜査している。
16日午前9時ごろ、東近江市愛東外町の菅原神社で、神社を管理する自治会長の男性(61)から「神社のほこらの屋根の銅板が盗まれている」と110番があった。
東近江署によると、盗まれたのは、境内2か所のほこらの銅板約330枚(約50万円相当)と、銅製の雨どい1個(約10万円相当)。神社は普段は無人で、9日に神主が確認したときには、異常はなかったという。
県警などによると、11日には、野洲市大篠原の大笹原神社でほこらの屋根から銅板約50キロ(約30万円相当)、15日には竜王町の鵜川墓地内のほこらの屋根から銅板約100枚(約10万円相当)が盗まれたという。
【毎日新聞(地方版)】2017年12月6日(水)
熊本中央署は5日、熊本地震の修復工事をしていた寺から現金約1260万円が入った金庫2個を盗んだとして熊本市南区出仲間5、土木作業員、■■■■(39)と、同市東区花立4、同、■■■■(39)両容疑者を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は8月9日午前10時半ごろ、同市の寺に侵入し、本堂にある寺事務所の押し入れから金属製の金庫2つを盗んだとしている。県警は認否を明らかにしていない。寺は熊本地震で被災し、■■容疑者は1人で2016年6月、2人は2017年6、7月に寺で工事をしたという。
男性住職(45)が工事代金を支払う前に事務所に入ったことから現金のある場所を知り、午前中は住職が檀家を回ることも知っていたという。帰宅後に金庫がないことに気付いた住職が110番していた。
【読売新聞】2017年4月5日(水)
5日午前8時半頃、東京都港区の増上寺から「門などに油のようなものが塗られている」と警視庁愛宕署に通報があった。
署員が駆けつけたところ、国指定の重要文化財「三解脱門」や鐘楼、本堂などに十数か所のシミがあった。同署は何者かが故意に液体をまいたとみて、建造物損壊容疑などで捜査している。
同署幹部によると、寺の関係者が4日午後5時半頃、門の柱や扉にシミがあるのに気づき、5日朝になっても消えていなかったことから通報した。
4日には、約5キロ離れた明治神宮(渋谷区)の鳥居や門の柱からも油のようなシミが見つかっており、同庁で関連を調べている。
【朝日新聞】2017年4月1日(土)
奈良県警は1日、同県吉野町吉野山にある金峯山寺(きんぷせんじ)の本堂・蔵王堂(国宝)の正面扉の扉板などに液体が付着していたと発表した。県警は文化財保護法違反の疑いで調べる。
県警などによると、1日午後2時ごろ、近くの商店から店先に液体の跡があると110番通報があり、同50分ごろ、見回りの警察官と寺の僧侶が扉板と、床部分の縁板に液体の染みを発見。2カ所にそれぞれ20ほどの細かい染みなどがあった。無色無臭だったという。県警は成分や防犯カメラの映像を調べる。
1日から本尊の公開が始まり、参拝客でにぎわっていたという。寺の密井利隆事務長は「以前も液体をかけられる被害があった。国宝を守る立場にあるので、とても悲しい」と話した。
液体の染みは、京都市左京区の世界遺産・下鴨神社でも1日午前に見つかった。国の重要文化財を含む建物の柱や手すり、床など十数カ所にあり、無色無臭だった。京都府警が成分分析を進める。
【京都新聞】2017年4月1日(土)
1日午前10時半ごろ、京都市左京区の下鴨神社で、本殿前の十二支をまつる言社(ことしゃ)(重要文化財)に液体がかけられたような跡があるのを神職が見つけた。境内を見回り、重文を含む計14棟の建物で跡を確認したため、下鴨署に通報した。同署が液体の成分や防犯カメラを調べている。
同神社によると、言社全7棟、舞殿、神服殿、細殿、橋殿、御手洗社(以上、重文)、本殿前のさい銭箱周辺、印納社の計14棟で、点状の液体の跡が見つかった。いずれも臭いはなかった。31日午後の清掃時はなかったという。
言社のうち1棟では、さい銭箱から社まで数十センチに渡って液体の跡があった。また、舞殿や細殿では、周囲を取り囲む縁側や欄干に液体がかけられていた。神社の神職は「水なら乾燥して跡は残らないはず。何のためにしたのか理解できない」と話した。
文化財に液体がかけられる被害は、2015年に東寺や清水寺、八坂神社、奈良・東大寺などで発生。昨年11月は東大寺や興福寺、橿原神宮でもあった。
【共同通信】2016年11月22日(火)
国宝の仏像の台座などに液体がかけられた興福寺(奈良市)の防犯カメラに、液体をかけるようなしぐさをする男の姿が写っていたことが22日、寺への取材で分かった。奈良県警が被害との関連を調べている。
寺関係者によると、男はアジア系の外国人に見えたという。
興福寺によると、20日昼ごろ、帽子をかぶり、リュックサックを背負い、手を振って液体をかけるような動きをする男の姿が写っていた。男は別の男と女の計3人で行動、被害が確認された国宝館と東金堂の双方の防犯カメラに写っていたという。
興福寺では千手観音菩薩立像の台座や華原磬など国宝4点を含む計7点で被害が確認された。
【産経新聞】2015年10月15日(木)
世界遺産の二条城(京都市中京区)などで建物や仏像に油のような液体がかけられた事件で、鈴虫寺として知られる臨済宗の寺院「華厳寺」(京都市西京区)で、同様の痕跡がみつかったことが15日、分かった。京都府警西京署は、状況の確認を急いでいる。
跡が見つかったのは、本殿の賽銭(さいせん)箱と、客殿南側出入口にある障子の2カ所。液体の成分は不明だが、粘り気があった。いずれも一般の参拝者が立ち入ることができる場所だという。
14日午後4時半ごろ、寺の職員が発見し、15日に西京署に通報した。西京署は、液体の成分の分析や防犯カメラの映像の精査などを行う。
事件をめぐっては、今年3月下旬に、奈良県明日香村の岡寺で油のような液体がまかれた跡があることが発覚。奈良や京都の寺社を中心に全国で同様の被害が相次いだ。千葉県警は今年6月、香取神宮の事件について建造物損壊容疑で、米国に住む日本国籍の50代の男の逮捕状を取り、9月には旅券返納命令を出している。
【朝日新聞】2015年4月27日(月)
26日午前11時ごろ、大分県宇佐市南宇佐の宇佐神宮の境内にある亀山神社のさい銭箱付近に、油がかけられたような跡があるのを同神宮の男性職員が見つけ、別の職員が県警に通報した。県警が器物損壊の疑いもあるとみて調べている。
県警によると、木製のさい銭箱と社殿に油のような液体がかけられた跡が、計約20カ所あったという。昨年末に社殿などを掃除した際にはなかったという。
宇佐神宮の本殿は国宝に指定され、境内に複数の神社がある。寺社などで油のような液体がまかれる被害は京都や奈良などで相次ぎ、警察庁によると、今月15日夕までに8府県31カ所で被害が確認されている。
【西日本新聞】2015年4月25日(土)
25日未明、福岡市中央区天神2丁目の警固神社で、境内にあるキツネの石像4体すべてが破壊されているのを巡回していた防犯ボランティアの男性が見つけた。連絡を受けた神社が福岡中央署に通報。署は器物損壊容疑で調べている。
警固神社や同署などによると、石像は土台を含めて約1.5メートル。警固神社の南側にある「今益稲荷神社」の拝殿前にあった。うち1体は土台ごと倒され、首から先が折れていた。別の1体は首から先が折られ、2体は像だけが土台から落とされていた。このほか、境内にあったのぼりのうち1本の柄が折られ、駐車中の乗用車のフロントガラスが割られていた。
25日午前0時半ごろ、巡回していたNPO法人「日本ガーディアン・エンジェルス福岡支部」の男性が発見した。警固神社によると、24日午後10時ごろには異常がなかったといい、約2時間半の間に何者かが境内に入り、悪質ないたずらをしたとみられる。
奈良県や京都府を中心に11府県30カ所以上の寺社などに油のような液体がまかれる事件が相次いでいるが、署によると、破壊された警固神社の石像からは油性反応は出ていないという。
【朝日新聞】2015年4月25日(土)
栃木県日光市山内の日光東照宮の敷地内に白い粉がまかれているのを25日、関係者が見つけて日光署に通報した。同署によると、午前8時ごろから午後3時半ごろの間に境内の約20カ所にまかれたとみられる。人への実害はなかった。同署が粉の成分鑑定をする予定。
東照宮によると、午後3時45分ごろ男性職員が発見。境内の複数カ所で白い粉が見つかり、奥宮に至る参道には約10メートル以上にわたってまかれていた。石灰のような粉で臭いはなかったという。境内には防犯カメラが設置されており、散布がわかった後に東照宮で確認したところ、何者かがまいている様子が映っていたという。
同宮は来月、400年式年祭。柳田二郎権宮司は「全国的ないたずらをまねたのかわからないが悪質で許し難い」と話している。
【毎日新聞】2015年4月16日(木)
奈良や京都などの神社や寺で油のような液体がまかれた事件で、警察庁の金高雅仁長官は16日、被害を9府県33カ所で確認していることを明らかにした。10日に全国の警察にパトロールの強化や初動捜査の徹底を指示しており、各府県警は文化財保護法違反や器物損壊容疑で捜査し、防犯ビデオの解析や液体の鑑定を急いでいる。
警察庁によると、4日から15日までに被害が確認されたのは、奈良県が最多で世界遺産の東大寺大仏殿など19カ所。他に京都府4件▽千葉県3件▽兵庫県2件▽茨城・香川・静岡・滋賀・新潟の各県が1件だった。金高長官は「貴重な文化財の価値を損なう悪質な事案で続発の防止に努める」と述べた。
【毎日新聞】2015年4月16日(木)[地方版]
西蒲署は15日、弥彦村弥彦の弥彦神社に油のような液体がまかれているのが見つかったと発表した。器物損壊容疑で捜査している。奈良や京都の寺社などで油のような液体がまかれる被害が相次いでいるが、県内で被害が確認されたのは初めて。
同署によると、14日午前8時ごろ、神社の清掃をしていた職員が、国の有形文化財に登録されている拝殿の階段付近が約1メートル四方の範囲にわたって汚されているのに気づいたという。境内の他の建物を調べたところ、拝殿以外にも、随神(ずいじん)門など計6カ所でも同様に油のような液体がまかれているのが発見された。13日午後7時に見回りを行った際には跡は発見できなかったという。
【毎日新聞】2015年04月07日[中部朝刊]
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